多層式カラーフィルム(読み)たそうしきカラーフィルム(その他表記)multilayer colour film

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「多層式カラーフィルム」の意味・わかりやすい解説

多層式カラーフィルム
たそうしきカラーフィルム
multilayer colour film

現在のカラー写真に使われるフィルムで,三原色のそれぞれに感じる3種の乳剤層を1枚のフィルムベース上に重ねて塗ったものをいう。たとえば撮影用カラーフィルムは,フィルムベースを基盤としてその上に下引層を塗り,続いて赤感性乳剤,緑感性乳剤,黄フィルタ層,青感性乳剤を塗って,その上に保護層を塗るが,さらに各乳剤層は2~3層に分かれ,その厚さは2μmぐらいで,全体の塗布厚は 15~30μmとする。この多層式カラーフィルムによって,普通のカメラでも1回の露光で色彩写真の撮影ができるようになった。

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