夢助・夢介(読み)ゆめすけ

精選版 日本国語大辞典 「夢助・夢介」の意味・読み・例文・類語

ゆめ‐すけ【夢助・夢介】

〘名〙
① よく眠る者、また、夢を見ているようにぼんやりとしている者などを人名のように表わした語。
※俳諧・西鶴大句数(1677)六「昼からあたら春の夢介 五十年永く直な日足みて」
② 夢中になっている者、遊興うつつをぬかしている者、遊蕩児(ゆうとうじ)などを人名のように表わした語。夢助孫左衛門。夢太郎。
浮世草子好色一代男(1682)一「色道ふたつに寝ても覚ても夢介(ユメスケ)と、かえ名よばれて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android