大之越古墳(読み)だいのこしこふん

日本歴史地名大系 「大之越古墳」の解説

大之越古墳
だいのこしこふん

[現在地名]山形市門伝 大ノ越

富神とがみ山東麓、門伝もんでん集落南西にある古墳時代前IV―後I期の古墳。昭和五三年(一九七八)農道工事中発見された。原墳丘の西半分は損壊し、上・下二つの組合せ箱形石棺の埋置が知られた。周溝をめぐらす径一五メートル程度の小円墳と推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の大之越古墳の言及

【山形[市]】より

…山形県中央東部に位置する県庁所在都市で,県下一の商工業都市でもある。1889年市制。人口25万4488(1995)。山形盆地の南部に位置し,南は上山(かみのやま)市,北は天童市に接し,市域の東部は蔵王山頂を含む奥羽山脈,西は白鷹丘陵の山地である。奥羽山脈から西流する立谷(たちや)川や馬見ヶ崎(まみがさき)川は盆地東半に扇状地を形成し,中央平野部を北流する須川に注ぐ。気候は内陸性で気温の較差は大きいが,積雪量は年平均20~30cmで県内平地では比較的少ない。…

※「大之越古墳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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