大口の(読み)オオクチノ

デジタル大辞泉 「大口の」の意味・読み・例文・類語

おおくち‐の〔おほくち‐〕【大口の】

[枕]大きな口をした真神まかみおおかみ)の意から、「真神」にかかる。
「―真神の原にふる雪は」〈・一六三六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「大口の」の意味・読み・例文・類語

おおくち‐のおほくち‥【大口の】

  1. ( 大きな口をしている真神(狼の意)というところから ) 地名「真神の原」にかかる。
    1. [初出の実例]「大口能(おほくちノ)真神の原に降る雪はいたくな降りそ家もあらなくに」(出典万葉集(8C後)八・一六三六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android