デジタル大辞泉
「真神」の意味・読み・例文・類語
ま‐かみ【真神】
《「まがみ」とも》オオカミの古名。万葉集に「大口の真神の原」(一六三六・三二六八)とあり、地名の「真神原」に「大口の」が掛かっているところから推定される語。オオカミを畏怖して神と呼んだもの。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ま‐かみ【真神】
- 〘 名詞 〙 「おおかみ(狼)」の異名。
- [初出の実例]「雨ふかきあら山中のひとつ家を饑ゑしまがみのめぐりては吼ゆ」(出典:片われ月(1901)〈金子薫園〉)
真神の補助注記
「万葉集」に「大口の真神の原」(一六三六、三二六八)とあり、地名「真神の原」に枕詞「大口の」がかかるところから推定される語。狼を畏怖して神と呼んだもの。
しん‐しん【真神】
- 〘 名詞 〙 ( 「しんじん」とも ) まことの神。正しい神。
- [初出の実例]「天道を畏れ真神を敬し技芸を好み学術を嗜(たしな)み」(出典:明六雑誌‐三三号(1875)善良なる母を造る説〈中村正直〉)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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