出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
…スクナビコナノカミ,スクナミカミとも呼ばれ,《古事記》では少名毘古那神と記す。記紀の神話,《風土記》《万葉集》などにしばしば登場する神で,多くの場合大己貴(おおなむち)神(大国主神の前身ないし別名)と組をなして語られ,その体軀がきわめて短小でかつわんぱく者という特性を示している。名義はオオナムチの〈大(おお)〉の対称〈少(すくな)〉にもとづくもので,この名からさまざまな小人神譚が生まれていったのであろう。…
…そして大蛇の尾の中から草薙剣(くさなぎのつるぎ)を得たスサノオは出雲の須賀(すが)に宮を造り,みずからの知略と勇武で救い出した娘,奇稲田姫(くしなだひめ)と結婚して葦原中国の基を開いた。つづいて登場する国作りの神,大己貴(おおなむち)神=大国主(おおくにぬし)神はその5世の孫に系譜づけられている。 さてそのオオナムチが難を逃れて赴いた根の国(ねのくに)において,スサノオは彼にさまざまな試練を課する祖神としてあらわれる。…
…記紀の伝承において〈根の堅州国(ねのかたすくに)〉とか〈底根の国(そこつねのくに)〉などともいわれる地下の国。根の国の本質を知るためには,大己貴(おおなむち)神の物語が最適である。《古事記》によれば,八十神(やそがみ)の迫害をうけたオオナムチは父神須佐之男(すさのお)命の住む根の国に逃れ,そこでさまざまな試練にうちかった後,嫡妻となる須勢理毘売(すせりびめ)命や大刀(たち)と弓矢などを奪って地上に戻り,〈大国主神〉となって国作りを始めたという。…
※「大己貴神」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新