デジタル大辞泉
「大年神」の意味・読み・例文・類語
おおとし‐の‐かみ〔おほとし‐〕【大年神/大歳神】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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おおとし‐の‐かみおほとし‥【大年神】
- ( 「おお」はたたえことば。「とし」は穀物の意 ) 素戔嗚尊(すさのおのみこと)の子。穀物の守護神。穀神。
- [初出の実例]「又、大山津見の女名は神大市比売(かむおほいちひめ)に娶(みあ)ひまして生める子は、大年神(おほとしのかみ)」(出典:古事記(712)上)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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大年神
日本神話に登場する神。「とし」は,もともと穀物などの実り,収穫を意味したが,その収穫に1年を要するところから年を意味するようになった。よってこの神名は本来,豊かな実りをもたらす神の意。『古事記』には,須佐之男命と神大市比売との間に生まれ,また伊怒比売,香用比売などの女神との間に多くの子をもうけた神と伝える。生まれたすぐあとに,穀物神である宇迦之御魂神が生まれていることや,この神の子として御年神が生まれていることなどに,穀物神としての性格がよく表れている。『山城国風土記』逸文に,大歳御祖命,大歳神などがみえるが,大年神と同一の神だろう。
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
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大年神 おおとしのかみ
「古事記」にみえる神。
須佐之男命(素戔嗚尊)(すさのおのみこと)の子。母は神大市比売(かみおおいちひめ)。伊怒比売(いのひめ)らを妻にして,大国御魂(おおくにみたまの)神,韓(からの)神らを生んだ。稲のゆたかな稔りをもたらす神。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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