大衆紙(読み)タイシュウシ

デジタル大辞泉 「大衆紙」の意味・読み・例文・類語

たいしゅう‐し【大衆紙】

ゴシップ記事や娯楽的な内容などを多く取り扱う新聞英国などの階級社会において、労働者層に好まれる。ポピュラーペーパー。→高級紙

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵 「大衆紙」の解説

大衆紙

高級紙」のページをご覧ください。

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

世界大百科事典(旧版)内の大衆紙の言及

【イギリス】より

…だがジェントルマンと非ジェントルマンの間の亀裂は簡単には埋められず,〈二つの国民〉への分裂が〈二つの文化〉を生んでいることも否めない。それを最も端的に表現しているのは,イギリスの新聞界における〈高級紙〉と〈大衆紙〉のみせる際だった対照であり,また第2次大戦後に登場した労働者出身の作家――A.ウェスカー,A.シリトーなど――の取り上げる主題がつねに〈やつらthem〉と〈おれたちus〉の問題であることにもうかがうことができる。このような硬直した社会構成に対する反省は,戦後のイギリスの〈病める老大国〉化とともに,強く叫ばれるようになり,歴代の政府も教育制度の改革を通して特権的なエリート・コースの開放を企て,それなりの成果はみられるものの,〈二つの国民〉の障壁を完全に除去するまでにはいたっていない。…

【大新聞・小新聞】より

…政治状況の安定化,庶民への教育の普及や所得の上昇,平準化も中新聞の読者層拡大を促進した。日本でも明治前期には欧米型の高級紙(クオリティ・ペーパー),大衆紙の類型化が可能だったわけである。【山本 武利】。…

【クオリティ・ペーパー】より

…日本語では〈高級紙〉。広く大衆に読まれる娯楽的な大衆紙と対比的に用いられる。国際,政治,経済など公共的ニュースの比重が高く,社会的影響力は大きいが,比較的発行部数は少ない。…

※「大衆紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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