天下の台所(読み)テンカノダイドコロ

デジタル大辞泉 「天下の台所」の意味・読み・例文・類語

てんか‐の‐だいどころ【天下の台所】

江戸時代大坂異称蔵米をはじめとする諸国産物の集散地であったことから。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

とっさの日本語便利帳 「天下の台所」の解説

天下の台所

全国経済の中心地、物資供給地たる大坂の江戸時代の別名商人の町であったこと、交通要地に位置していたことなどがそれを可能にした。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

世界大百科事典(旧版)内の天下の台所の言及

【大阪[市]】より

…17世紀後半からは再び発展をはじめ,99年(元禄12)36万4154人となり,以後増勢は緩やかではあるが18世紀半ばまで続き,1765年(明和2)41万9863人と近世で最大となった。この発展は大坂が〈天下の台所〉となったことを示している。領主経済を支える蔵物の取扱いや財政金融をおこなうとともに,当時発展しつつあった農民経済の発展をふまえて全国経済の中心になったのである。…

※「天下の台所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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