天日坊(読み)てんにちぼう

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「天日坊」の解説

天日坊
(通称)
てんにちぼう

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
詞花紅成盛 など
初演
嘉永2.8(江戸市村座)

天日坊
てんにちぼう

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
初演
慶応3.10(江戸・市村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の天日坊の言及

【扇音々大岡政談】より

…中でも天一坊が乗っていた網代の駕籠の詮議から,越前守と伊賀亮が弁舌をたたかわす〈網代問答〉が最大のやま場で,伯山は〈では,明晩は網代問答を〉といって,幾晩も客をつり,ついにはその大入りで〈天一坊蔵〉を建てたという。 この伯山のヒットに刺激され,歌舞伎でも,4世中村歌右衛門,4世市川小団次らの名優が〈天日坊〉の名で劇化を試みた。本作品は,その集大成として黙阿弥が講談に忠実に劇化。…

※「天日坊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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