天津武備学堂(読み)てんしんぶびがくどう(その他表記)Tian-jin wu-bei-xue-tang; T`ien-chin wu-pei-hsüeh-t`ang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「天津武備学堂」の意味・わかりやすい解説

天津武備学堂
てんしんぶびがくどう
Tian-jin wu-bei-xue-tang; T`ien-chin wu-pei-hsüeh-t`ang

中国,清末の軍学校李鴻章により光緒 11 (1885) 年,北洋軍幹部養成を目的とする兵備書院が設立された。しかし経費不足のため天津水師公所内に天津武備学堂と改名して併設された。同 22年頃より袁世凱もとで拡充され,清末洋式新軍の形成発展に大きな役割を果した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の天津武備学堂の言及

【洋務運動】より

…曾国藩)などの機械技術学校,北洋水師学堂(1880。李鴻章),天津武備学堂(1886。李鴻章)などの軍官学校が設立された。…

※「天津武備学堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android