天草砥(読み)アマクサド

デジタル大辞泉 「天草砥」の意味・読み・例文・類語

あまくさ‐ど【天草×砥】

熊本県天草に産する上質の砥石といし

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精選版 日本国語大辞典 「天草砥」の意味・読み・例文・類語

あまくさ‐ど【天草砥】

  1. 〘 名詞 〙 熊本県天草島に産する天然砥石(といし)。主として砂岩よりなる目の粗い褐色の硬い石で、粗砥に用いられる。

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世界大百科事典(旧版)内の天草砥の言及

【といし(砥石)】より

…荒砥は,新しく使用する刃物などの形状を整えたり,摩耗のために形の変化した刃先を修正したりするためのもので,砥粒が粗くてといしの硬さの低いものが使われる。荒砥には主として砂岩が用いられ,産地にちなんで呼ばれる大村砥(長崎県大村産),天草砥(熊本県天草産),伊予砥(愛媛県産)などがある。中砥は,荒砥研ぎによって形は整えられたが粗い条痕の残っている刃面を,より滑らかにするためのもので,粘板岩,石英粗面岩,凝灰岩,安山岩などが使われる。…

※「天草砥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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