奉先堂跡(読み)ほうせんどうあと

日本歴史地名大系 「奉先堂跡」の解説

奉先堂跡
ほうせんどうあと

[現在地名]左京区鞍馬二ノ瀬町

二ノ瀬村を領した儒学者林家の家廟。延宝二年(一六七四)、林羅山の孫の鳳岡が庄屋今江八兵衛清長に命じて堂を建て、羅山の遺品遺像を納め奉先堂と名付けた(奉先堂碑文銘)。明治維新以後は荒廃し、現在では宝暦八年(一七五八)に林信吉が建てた奉先堂碑を残すにすぎない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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