中略（読み）ちゅうりゃく

精選版 日本国語大辞典

ちゅう‐りゃく【中略】

〘名〙

① 中ほどを省略すること。

② 特に、文章の中間の語句をはぶくこと。また、単語の中の字や音を省略すること。

※筑波問答（1357‐72頃）「昔は二字反音、三字の中略、物の名など、後鳥羽院御時はことさら賦物を御好みありき」

※俳諧・奥の細道（1693‐94頃）出羽三山「羽州黒山を中略して、羽黒山と云にや」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

ちゅう‐りゃく【中略】

［名］(スル)中ほどを略すこと。特に、文章などの途中をはぶくこと。
[類語]前略・後略・省略・略す・略する・省く・間引く・略・上略・下略・割愛・省筆・はしょる・約する

出典　小学館