普及版 字通 「女紅」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…しかし,寺子屋での教習はわずかなものであったらしく,乙竹岩造の調べによると,江戸時代の寺子屋最盛期において,読書,習字,算術,あるいはそのうちの1~2科目とともに裁縫を教えたものは,調査総数のわずかに0.46%にすぎないということである。なお《女式目》に〈女功〉のことばが用いられているが,これはまた〈婦功〉とも〈女紅〉ともいわれたものであり,そして女紅の紅は工に通じ裁縫を主とする家事を意味するものであった。したがって家庭裁縫に関連するものであるが,ときには学校の教育上にも使われたりしたことがある。…
…明治初期,女子に裁縫,機織,袋物,押絵などの手芸をさずけ,あわせて読・書・算の初歩や礼法を教えた簡易な教育機関を主としていう。これらの手芸を〈女紅〉とも称したので,女紅場といわれたが,〈女工場〉〈女紅伝習所〉などといったところもある。学校制度が未整備であった明治初期に,関西を中心に一定の普及をみた。…
※「女紅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...