奴丹前(読み)やっこたんぜん

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「奴丹前」の解説

奴丹前
やっこたんぜん

歌舞伎浄瑠璃外題
初演
延享2.11(江戸中村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の奴丹前の言及

【中村伝九郎】より

…所作事にも秀でたが特に荒事系の劇術に名声を得,初世市川団十郎,初世中村七三郎とともに元禄期江戸劇壇において三幅対の名人と賞される。奴丹前(やつこたんぜん)を能くし,彼の工夫になる〈朝比奈〉には元禄の時代性を示す荒々しくかつおおどかな滑稽があり,奴荒事の真髄が示されている。糸鬢,鎌髭,猿隈,せりふのモサ詞,ならびに素袍の鶴の丸の定紋は今も朝比奈の型として残る。…

※「奴丹前」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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