嫁菜摘(読み)よめなずみ

世界大百科事典(旧版)内の嫁菜摘の言及

【吾妻与次兵衛物】より

…《曲輪日記》系が中心になり,歌舞伎に数多くの書替狂言が作られた。清元の舞踊《嫁菜摘》は,1823年(文政6)正月江戸森田座の《初夢曾我宝入船》におけるお早・与兵衛の道行に使われたもの。4世鶴屋南北には,08年(文化5)正月江戸市村座の《春商恋山崎(はるあきないこいのやまざき)》,10年8月市村座の《当龝八幡祭(できあきやわたまつり)》など,この系統の作が多く,16年8月江戸河原崎座の《染替蝶桔梗(そめかえてちようにききよう)》のような《太功記》とからませたものまである。…

※「嫁菜摘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」