日本歴史地名大系 「宝殿町」の解説 宝殿町ほうでんまち 三重県:桑名市桑名城下宝殿町[現在地名]桑名市宝殿町浄土寺屋敷(じようどうじやしき)の東にあり、東西四区からなる町屋敷地。南より南宝殿(みなみほうでん)町・中宝殿(なかほうでん)町・新宝殿(しんほうでん)町・藪下(やぶした)と分称する。三崎御宝殿(みさきごほうでん)社があることから町名となった。宝殿社は式内佐乃富(さのとみ)神社と式内中臣(なかとみ)神社とからなるとされるが、明治四二年(一九〇九)北桑名総社北桑名神社に合祀された。慶長一八年(一六一三)七月一五日の踊の城内への練込み順に「二番本町北魚町風呂町三崎通宝殿町一組」(慶長自記「桑名市史」補篇所収)と当町の名がみられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報