宮ノ森村(読み)みやのもりむら

日本歴史地名大系 「宮ノ森村」の解説

宮ノ森村
みやのもりむら

[現在地名]田原本町大字宮森みやのもり

秦楽寺じんらくじ村の南に位置。西大寺田園目録に「十市郡西郷一里廿坪内一段自西段三段目字宮ノモリ」と地名がみえる。「磯城郡誌」は「宮森は宮守部にして守を省きたるもの、掃守部を省きて掃部と云ふか如きか」と記し、鎮守天神社は宮部の祖神を祀るという。

慶長郷帳の村高は三六四・六石で旗本赤井(忠家)氏領。赤井家は恒宅が明暦元年(一六五五)二千石を継いで三〇〇石を弟忠正に分知、さらに忠閭が宝永六年(一七〇九)に継いで三〇〇石を弟忠丘に分知したので、宮ノ森村は旗本赤井家の入組みとなった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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