宮新村(読み)みやしんむら

日本歴史地名大系 「宮新村」の解説

宮新村
みやしんむら

[現在地名]砺波市宮新

宮森新みやもりしん村の北にある。東を流れる和田わだ川は当村付近で大きく東へ曲流している。北は増山新ますやましん村。西を寛文三年(一六六三)開通芹谷野せりだにの用水北東へ流れ、用水沿いの道は幕府の巡検使道とされる(三州地理志稿)。芹谷野用水開通の翌年に村立てされた(出来新村・退転村記申帳)。元禄一四年(一七〇一)の村名由来書(川合家文書)には宮森村民の開発とあるが、礪波郡村名由来(加越能文庫)みや村の者の新開としている。寛文四年の新開高八一石余・免二ツ。延宝六年(一六七八)に畑直高二二石余が加わった(三箇国高物成帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android