精選版 日本国語大辞典「用水」の解説
よう‐すい【用水】
〘名〙
※吾妻鏡‐文治四年(1188)三月一九日「於二当国所領一、今下人等引二用水一」
② 水を使うこと。
※正法眼蔵(1231‐53)弁道話「証の得否は、修せんものおのずからしらんこと、用水の人の、冷煖をみづからわきまふるがごとし」 〔沈約‐斉禅林寺尼浄秀行状〕
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出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
…〈みずろん〉とも読む。水田稲作のための用水をめぐる紛争。用水争論ともいう。…
…水路は地形によって開溝あるいはトンネルにされる。疎水の例は日本の各地で見られるが,芦ノ湖から取水し静岡県側を灌漑する箱根用水などのように,用水という名称がつけられているものが多い。代表的な疎水としては,猪苗代湖から取水し郡山地方を灌漑する安積(あさか)疎水,琵琶湖から取水し京都の総合開発(灌漑,給水,発電,舟運)を目的とした琵琶湖疎水がある。…
…初期の前方後円墳が尾根の先端に作られたとき,その側谷には古来の谷田が開かれていたと思われる。その谷奥に土堰堤を築いて溜池を作れば,谷口の用水は豊富になり,稲作は安定する。その余水を使って谷外の平たん部に田を開くことも可能になる。…
※「用水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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