宵庚申後段献立(読み)よいごうしん ごだんのこんだて

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「宵庚申後段献立」の解説

宵庚申後段献立
よいごうしん ごだんのこんだて

歌舞伎浄瑠璃外題
初演
弘化1.7(江戸河原崎座(梅玉七回忌追善興行))

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の宵庚申後段献立の言及

【小稲半兵衛物】より

…《廓色上》は町人上がりの武士稲野谷半兵衛が情人小稲のことから堤弥藤次を殺し,許嫁おみきへの義理から小稲と心中する話で,歌舞伎にも移され,この系統の基礎になった。その後,主な作は83年(天明3)の奈河七五三助(しめすけ)作《優然染(ゆうぜんぞめ)座敷八景》,97年(寛政9)の並木五瓶作《月武蔵野龝狂言(つきのむさしのあきのせわごと)》(富本《道行恋思荷(こいのおもに)》),1844年(弘化1)の3世桜田治助作《宵庚申後段献立(ごだんのこんだて)》(道行が常磐津《千種野恋の両道(ちぐさののべこいのふたみち)》で曲・振りとも現存)など。4世鶴屋南北は1821年(文政4)の《三賀荘(さんがのしよう)曾我嶋台》や26年の《曾我中村龝取込(あきのとりこみ)》のほか,有名な《桜姫東文章》にも〈小稲半兵衛〉を扱っている。…

※「宵庚申後段献立」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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