寄辺の水(読み)よるべのみず

精選版 日本国語大辞典 「寄辺の水」の意味・読み・例文・類語

よるべ【寄辺】 の 水(みず)

  1. 神前に置かれた瓶に入れた水。そこに神霊がよるともいい、また、その水を神寄板(かみよりいた)に注ぐと神の御姿が映るともいう。
    1. [初出の実例]「さもこそはよるべの水にみくさゐめけふのかざしよ名さへ忘るる」(出典:源氏物語(1001‐14頃)幻)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android