寄辺の水(読み)よるべのみず

精選版 日本国語大辞典 「寄辺の水」の意味・読み・例文・類語

よるべ【寄辺】 の 水(みず)

  1. 神前に置かれた瓶に入れた水。そこに神霊がよるともいい、また、その水を神寄板(かみよりいた)に注ぐと神の御姿が映るともいう。
    1. [初出の実例]「さもこそはよるべの水にみくさゐめけふのかざしよ名さへ忘るる」(出典:源氏物語(1001‐14頃)幻)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android