寺福童村(読み)てらふくどうむら

日本歴史地名大系 「寺福童村」の解説

寺福童村
てらふくどうむら

[現在地名]小郡市寺福童

宝満ほうまん川中流域に位置し、北は小郡町に接する。古来、南の東福童ひがしふくどう村・西福童村などを含めて福童原ふくどうばるとよばれた。正平一三年(一三五八)福童原で南朝方と北朝方との間に合戦があり(同一七年二月二日「左衛門尉直治請文案」青方文書/南北朝遺文(九州編)四など)、さらに翌延文四年(一三五九)八月六日の大保原合戦を前にして征西将軍懐良親王の本隊が「福同原」などに布陣している(正平一四年八月日「木屋行実軍忠状」木屋文書/南北朝遺文(九州編)四)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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