封紙(読み)ふうじがみ

精選版 日本国語大辞典 「封紙」の意味・読み・例文・類語

ふうじ‐がみ【封紙】

  1. 〘 名詞 〙 手紙などを封じるのに使う紙。状袋封筒。ふうし。〔中右記‐元永二年(1119)二月一七日〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の封紙の言及

【懸紙】より

…その上をさらに別の友紙で包み,うわ書きを加え必要に応じて封をして相手方に届ける。これを封紙というが,中世の書札礼では上巻(表巻)(うわまき)といい立紙(たてがみ)とも称している。本紙,礼紙は料紙を横に使うが,封紙は縦に使うから立紙という。…

【包紙】より

…ものを包むに用いる紙であるが,またとくに文書(もんじよ)の差出者がこれを送付するときに包んだ紙をいい,封紙,懸紙(かけがみ)とも称する。文書本紙の包み方としては,本紙と併行に包んで上下端部を後ろに単純に折ってこれにこよりをかける折封,この上下端部を三角形にひねって折り込み,これにこよりをかける捻封(ひねりふう),文書に対して斜めに包み込み,紙の端を糊づけする糊封の三つが代表的である。…

【礼紙】より

…書札様文書に用いる儀礼用紙の古文書学上の呼称。書札様文書はふつう本紙,礼紙,封紙の3紙から成る。本文を書くのが本紙で,それと友紙(ともがみ)をもう1紙付して奥から折り畳む。…

※「封紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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