小八木五兵衛(読み)こやぎ・ごへえ

朝日日本歴史人物事典 「小八木五兵衛」の解説

小八木五兵衛

生年生没年不詳
幕末土佐(高知)藩士,佐幕派の指導者。藩祖山内一豊が徳川家康から受けた恩顧を主張。大政奉還後の慶応3(1867)年11月,同志を糾合して後藤象二郎,乾(板垣)退助を弾劾。この処理に忙殺され前藩主山内豊信の上洛が遅れ,土佐藩の大政奉還運動に挫折をもたらした。

(井上勲)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小八木五兵衛」の解説

小八木五兵衛 こやぎ-ごへえ

?-? 幕末の武士
土佐高知藩士。郡奉行,仕置役などを歴任。強硬な佐幕派で,後藤象二郎,板垣退助らと対立明治元年(1868)失脚したが,3年士籍にもどった。名は政躬。

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