尾藤ヶ谷(読み)びとうがやつ

日本歴史地名大系 「尾藤ヶ谷」の解説

尾藤ヶ谷
びとうがやつ

伝山内上杉管領屋敷の向い、浄智じようち寺の東の谷をさし、山ノ内小泉家に伝わる江戸期の絵図にも同様に図示されている。尾頭谷・鼻頭谷とも書いた。北条義時の家令尾藤左近将監景綱の邸跡と伝えるが、「吾妻鏡」元仁元年(一二二四)六月二七日条などによると景綱の邸は政所の近くにあった。なお延慶元年(一三〇八)一一月七日、円覚寺の額に伏見上皇宸筆を染めるよう北条貞時に報じた六波羅探題金沢貞顕書状(県史二)宛名に「尾藤左衛門尉」がみえるが、この谷名とかかわりがあるかは不明。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 じようち ぶつ

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む