山本八左衛門(読み)やまもとはちざえもん

改訂新版 世界大百科事典 「山本八左衛門」の意味・わかりやすい解説

山本八左衛門 (やまもとはちざえもん)

江戸前期の京都の本屋,浮世草子作者生没年不詳。名は弘之。屋号和泉屋。筆名山八(やまのやつ)。《恋慕水鏡》(1682),《風流嵯峨紅葉(さがもみじ)》(1683)の作があり,刊行書に作者不詳の《諸国此比(このごろ)好色覚帳》(1684-87ころ)とか雲風子林鴻(うんぷうしりんこう)の《好色産毛(うぶげ)》(1692-96ころ)などがある。本屋らしく時流に敏感で,著作は仮名草子臭を残すが時事に配慮し,後年好色本流行期には春本まがいの本を出す。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 長谷川

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む