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本屋 ホンオク

デジタル大辞泉の解説

ほん‐おく〔‐ヲク〕【本屋】

主要な建物。母屋(おもや)。

ほん‐や【本屋】

書物を売る店。また、その業者。出版社をさすこともある。書店。
映画業界などで、脚本・シナリオを書く人。台本作家。
屋敷の中で主となる建物。母屋(おもや)。

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世界大百科事典 第2版の解説

ほんや【本屋】

本屋とは〈物の本屋〉からでた称である。古代,大陸から伝来した暦本を〈こよみのためし〉と訓読した例がある。〈物の本〉とは,物事のためし,つまり前例・手本となることが書いてある書物の意であった。したがって〈物の本屋〉=本屋は,宗教書,学問書,教養書などの書物を商う者の称であった。これに対して,娯楽的な書物は草紙(草子)といわれ,これを商う者は草紙屋,絵草紙屋と称された。江戸時代には総称して本屋ともいったが,正式には取扱い品目,名称が区別されていた。

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大辞林 第三版の解説

ほんおく【本屋】

建物の主要な部分。ほんや。

ほんや【本屋】

本を売る店、また人。出版社をいうこともある。書店。書肆しよし
主要な建物。おもや。ほんおく。
映画や演劇関係で、脚本家・台本作家・シナリオ-ライターをいう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

本屋
ほんや

書物、草紙(そうし)類の出版販売業者。すでに平安時代の京都で経師による写本販売があったが、専業本屋の出現は室町時代末期で、京都に絵草紙屋があり、手書きの御伽草子(おとぎぞうし)や奈良絵本を売った。本格的な書物出版販売業の成立は、江戸時代の元和(げんな)・寛永(かんえい)期(1615~1644)で、古活字版ついで木版で出版を営む本屋が、京都を中心に輩出した。元禄(げんろく)年間(1688~1704)前後は出版業の大発展期で、京都では100余軒、大坂では20余軒、江戸では約40軒の本屋が活動し、名古屋、金沢、仙台などにも現れた。初め、仏書、儒学書、和文古典の刊行が多かったが、俳諧(はいかい)書、仮名草子、浮世草子、浄瑠璃(じょうるり)本、重宝記(ちょうほうき)などの新作物も多く刊行され、井原西鶴(さいかく)や近松門左衛門(もんざえもん)の作品はベストセラー現象を呈した。
 本屋のなかでも、仏書、儒学書、和文古典など(これらを物(もの)の本といった)を主として出版する業者を、物の本屋、書物屋、書物問屋などといい、絵草紙類を出す絵草紙屋と区別されていた。近世後期は、大坂、江戸の出版業が台頭し、常時それぞれ数十軒の本屋が活動していた。江戸独特の浮世絵、黄表紙(きびょうし)、中本(ちゅうほん)類を出版した絵草紙屋は地本(じほん)問屋とよばれ、常時10余軒が活動していた。著名な本屋として出雲寺和泉掾(いずもじいずみのじょう)(京都。和文古典、武鑑)、平楽寺(へいらくじ)村上勘兵衛(京都。仏書)、須原屋(すわらや)茂兵衛(江戸。武鑑と江戸絵図)、蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)(江戸。歌麿(うたまろ)・写楽の浮世絵)などがあげられる。[今田洋三]
『今田洋三著『江戸の本屋さん』(1977・日本放送出版協会) ▽宗政五十緒著『近世京都出版文化の研究』(1982・同朋舎出版)』

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世界大百科事典内の本屋の言及

【出版】より

…書物は古代以来,粘土板,パピルス,羊皮紙,絹,それに紙など,さまざまな材料を用いて,筆写,印刷などの手段により,さまざまな形態で作られ,時間と空間の制約を超えて伝えられてきた。その間,印刷以前の時代にも,写本の生産,販売,仲介を行う本屋が発生したし,中世以降になると,中国,朝鮮,日本における木版印刷技術の進歩,ヨーロッパにおけるグーテンベルクの活版印刷術の開発によって,出版活動は盛んになったが,出版が不特定多数の読者に対して,見込生産と宣伝,販売を大量かつ積極的に行うという意味で,近代出版に脱皮するのは,社会の近代化の過程においてであり,とくに大衆社会の出現によってである。したがってイギリスで出版者(パブリッシャーpublisher)という言葉が定着したのは近々18世紀のことであり,それまでは本屋(ブックセラーbook‐seller,あるいはステーショナーstationer)と呼ばれるのが一般的であった。…

【書店】より

…書籍・雑誌などの小売業。本屋ともいう。江戸期初め民間で出版活動がはじまってから明治初期までは,板元(はんもと)(版元,書肆(しよし),本屋)が編集から製作,卸,小売,古書の売買を一手におこなっていた。…

※「本屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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