山祭(読み)やままつり

精選版 日本国語大辞典 「山祭」の意味・読み・例文・類語

やま‐まつり【山祭】

〘名〙 山をまつること。猟に出ようとする者や山林を伐採しようとする者などが、その山の神をまつること。また、その祭。
※聞書集(12C後)「ときはなや人よりさきにたづぬるとよしのにゆきて山まつりせん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の山祭の言及

【霜月祭】より

…稲の収穫祭で,民間の新嘗祭といえるが,祭りが実際の収穫期より1ヵ月ほど遅いのはこの間物忌(ものいみ)に服するためと説明されている。北九州の丑の日祭,奥能登のアエノコト,天草や長島の山祭,中国地方の先祖講,ダイジョウ講のほか,各地の氏神祭や大師講などが代表的なものといえる。また三遠信の国境地帯の遠山祭,冬祭,花祭や秋田県保呂羽(ほろは)山の霜月神楽のように神楽形式の祭りを行う場合も多い。…

※「山祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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