岡本 桜(読み)オカモト サクラ

20世紀日本人名事典 「岡本 桜」の解説

岡本 桜
オカモト サクラ

大正・昭和期の実業家 東京瓦斯副社長。



生年
明治11(1878)年4月3日

没年
昭和10(1935)年2月22日

学歴〔年〕
東京帝大工科大学応用化学科〔明治36年〕卒

経歴
明治37年大阪瓦斯会社に入り、技師長を経て、39年名古屋瓦斯に転じ技師長、次いで取締役、常務を経て、大正6年社長となり、関西電気との合併で東邦瓦斯設立、初代社長に就任。また九州西部合同瓦斯の合併に成功。東邦電力、岐阜瓦斯、九州瓦斯などの相談役を務め、また日本自動車、東邦証券、名古屋桟橋倉庫などの要職につき、西日本実業界で活躍。とくにガス事業の発展に尽力し“ガス王”“ガス博士”と呼ばれた。昭和2年東京瓦斯取締役、5年副社長。私財で名古屋に桜菊女学園を創立、経営した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報