差し佩く(読み)サシハク

デジタル大辞泉 「差し佩く」の意味・読み・例文・類語

さし‐は・く【差し×佩く/差し履く】

[動カ四]足にはく。また、刀などを腰に差す。
「縫ひし黒沓くろぐつ―・きて庭にたたずめまかりな立ちと」〈・三七九一〉

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精選版 日本国語大辞典 「差し佩く」の意味・読み・例文・類語

さし‐は・く【差佩・差履】

  1. 〘 他動詞 カ行四段活用 〙 ( 「さし」は接頭語 )
  2. くつなどをはく。
    1. [初出の実例]「飛ぶ鳥の 飛鳥壮士(あすかをとこ)が 長雨禁(い)み 縫ひし黒沓 刺佩(さしはき)て」(出典万葉集(8C後)一六・三七九一)
  3. 太刀を腰におびる。刀をさす。

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