差強(読み)さしこわらす

精選版 日本国語大辞典 「差強」の意味・読み・例文・類語

さし‐こわら・す ‥こはらす【差強】

〘他サ四〙 刀を腰にいかめしく差す。刀を差していかにも武張ってみせるさまにいう。さしこわらかす。
浄瑠璃持統天皇歌軍法(1713)四「大断臘(だら)指こはらし、六尺余りの棒の先大熊手殖(すげ)てかたげしは」

さし‐こわ・る ‥こはる【差強】

〘自ラ四〙 (「さし」は接頭語) つっぱる。ぎくしゃくする。しゃちこばる。
史記抄(1477)一七「さるほどに佩にするも、さしこはりてさのみしまらぬものぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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