だら

精選版 日本国語大辞典 「だら」の意味・読み・例文・類語

だら

〘名〙
① (形動) 人の動作や物の動きがゆっくりとゆるやかに次から次へと続くさま。
※雑俳・柳多留‐二八(1799)「けちな晩御免なんしがだらに来る」
② 「だらうち」の略。
歌舞伎霊験曾我籬(1809)九幕「時の鐘、だらにて道具とまる」

だら

〘名〙
① 細長い短剣
日葡辞書(1603‐04)「キッパ〈略〉 Darauo(ダラヲ) サス〈訳〉〈略〉刀の刃を上向きにして腰にさす」
刀剣の身の幅の広いもの。だんびら。
咄本・当世口まね笑(1681)二「ぬけさくのおとこ、二尺あまりのだらをさし」

だら

〘名〙 人糞肥料。しもごえ。
雑兵物語(1683)下「底には大方だらを沈めるものだに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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