日本歴史地名大系 「布金庵跡」の解説
布金庵跡
ふきんあんあと
「新編常陸国誌」の附ナリ、布金ハ開山達悟和尚増井ノ末寺ナリ、布金鎮守熊野、大同元年ニ被
立ナリ、昔者金砂別当職ヲ増井ヘ二階堂殿寄附ナリ、建治年中ナリ、又金砂之文書ハ、増井ノ前住前南禅達悟益和尚、嵯峩ヘ御登ノ時、被持嵯峩災上之時焼失了、三谷河内ニ御影講ト云フアリ、二階堂殿ノ御影ノ事ナリ、又云、塩原方三十五貫、布金ヘ所務ナリ」と記され、また「布金庵今廃ス」とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報