日本大百科全書(ニッポニカ) 「常流」の意味・わかりやすい解説 常流じょうりゅうsubcritical flow 開水路の流れで、断面平均流速が水面を伝播(でんぱ)する微小振幅長波の波速より小さい流れ(フルード数が1より小さい流れ)。断面平均流速が水面を伝播(でんぱ)する微小振幅長波の波速より大きい流れ(フルード数が1より大きい流れ)は射流(しゃりゅう)、等しい流れ(フルード数が1の流れ)は限界流という。開水路の流れの状態(水深、流速)は常流のときは下流側の条件、射流のときは上流側の条件によって決まる。[鮏川 登][参照項目] | フルード数 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例