幕客(読み)ばくきやく

普及版 字通 「幕客」の読み・字形・画数・意味

【幕客】ばくきやく

幕賓

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の幕客の言及

【食客】より

…食客の活躍はこのころを頂点とするが,有力者の門に寄食して栄達の機をねらう門客はその後も絶えず,科挙制が施行されてからは,それに落第した学者や文人が地方長官や有力者に召しかかえられ,その私財から報酬を受けて顧問役を務めたり,その官庁の事務処理を補佐することは近代まで続く。〈幕客〉〈幕友〉がそれで,食客の一種である。居候【川勝 義雄】
[アラブ社会]
 アラブ社会では7世紀末から,総督その他の有力者が私的軍団を持ち始めた。…

【幕友】より

…中国,とくに明・清時代における官僚の私設秘書のこと。幕客,師爺(しや)ともいう。専制王朝体制のもとで科挙制度とむすびついた中国の官僚制度は高度に整備されたが,近代のそれとはかなり異質なものだった。…

※「幕客」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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