平野又新田(読み)ひらのまたしんでん

日本歴史地名大系 「平野又新田」の解説

平野又新田
ひらのまたしんでん

[現在地名]入広瀬村平野又新田

穴沢あなざわ村の北、破間あぶるま川右岸にある。穴沢村の枝村。天和三年郷帳では高一八石七斗余。安永四年(一七七五)の穴沢村との山論の和談証文(穴沢区有文書)によると、当村は穴沢村の地先字石畠へ、湯又という小流から用水堰を引入れて、天和年中(一六八一―八四)に開いたとある。山境も穴沢村・芋鞘いもざや新田との間では不分明で、山も三ヵ村が一村同様に共有していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 切替畑

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android