平金・鐐(読み)ひらかね

精選版 日本国語大辞典 「平金・鐐」の意味・読み・例文・類語

ひら‐かね【平金・鐐】

〘名〙
金属を延ばして板状にしたもの。鉄板板金(いたがね)
※石山寺本金剛般若経集験記平安初期点(850頃)「其の著る所の枷、釘てる鍱(ヒラカネ)爆裂すること斧鑿を用ゐる声の如くして」
② 薄く板状に延ばした上質の銀。美しい白銀。南鐐(なんりょう)。〔享和本新撰字鏡(898‐901頃)〕

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