幻を追う人(読み)マボロシヲオウヒト

デジタル大辞泉 「幻を追う人」の意味・読み・例文・類語

まぼろしをおうひと〔まぼろしをおふひと〕【幻を追う人】

原題、〈フランスLe Visionnaire》フランスの作家グリーン小説。1934年刊。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の幻を追う人の言及

【グリーン】より

…14歳で母を失い,宗教的不安のなかでカトリックに改宗,第1次大戦後,バージニア大学に学び,帰国後文筆活動に入る。《アドリエンヌ・ムジュラ》(1927),《レビアタン》(1929)などの小説で,孤独な人間の不安,苦悶,狂気を描いて文壇に地歩を固め,ついで,《幻を追う人》(1934),《真夜中》(1936)などで幻想的かつ神秘的な作風を確立する。第2次大戦中はアメリカに亡命したが,帰国後,《バルーナ》(1940)などの宗教的模索のあと,カトリックの信仰を深め,《モイラ》(1950),《他者》(1971)などを発表した。…

※「幻を追う人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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