幾入(読み)いくしお

精選版 日本国語大辞典 「幾入」の意味・読み・例文・類語

いく‐しお‥しほ【幾入】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しお」は、色を染めるために、布などを染料に浸すことをいい、その浸す回数を数えるのに使う語 ) 何回か染め汁に浸すこと。どれくらいの回数の染めかさね。
    1. [初出の実例]「露にのみ色もえぬればことのはをいくしほとかは知るべかるらん」(出典:蜻蛉日記(974頃)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android