幾菊蝶初音道行(読み)いつもきくちょう はつねのみちゆき, いくきくちょう はつねのみちゆき

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「幾菊蝶初音道行」の解説

幾菊蝶初音道行
〔清元, 富本〕
いつもきくちょう はつねのみちゆき, いくきくちょう はつねのみちゆき

歌舞伎浄瑠璃外題
作者
瀬川如皐(2代)
演者
清元志喜太夫 ほか
初演
文化5.5(江戸中村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の幾菊蝶初音道行の言及

【忠信】より

…【横道 万里雄】(2)歌舞伎舞踊 清元。本名題《幾菊蝶初音道行(いつもきくちようはつねのみちゆき)》。別称《吉野山》。…

【義経千本桜】より

…鑑賞の要点は,〈鳥居前〉の忠信の狐六方,品格と大きさ,悲壮感を求められる知盛の役づくり,典侍の局の世話女房から局への変化,権太を江戸っ子として扱う菊五郎系演出と,大和のごろつきとして演じる団蔵系の演出との差異,狐忠信の狐言葉や,超能力を表す特殊演出などにあり,また知盛,権太,忠信を一人で演じ分けるのが名優の条件とされている。なお,江戸歌舞伎では道行を豊後系浄瑠璃に改めて上演する場合が多く,なかでも1808年(文化5)中村座所演の《幾菊蝶初音道行(いつもきくちようはつねのみちゆき)》(通称《忠信》)が名高い。【今尾 哲也】。…

※「幾菊蝶初音道行」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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