底が入る(読み)そこがいる

精選版 日本国語大辞典 「底が入る」の意味・読み・例文・類語

そこ【底】 が 入(い)

  1. ( 「底を入れる」の自動詞的表現 ) 飲食する。本格的に飲食する前にすでにある程度飲食してある意にいうことが多い。
    1. [初出の実例]「王植が妻酔揚妣、底(ソコ)(イ)る酒のほに顕れ、ほらりほらりと立出づる」(出典浄瑠璃・諸葛孔明鼎軍談(1724)関羽二段)
  2. 大阪の堂島米相場で、底値に達する。底を入れる。〔稲の穂(1842‐幕末頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android