程度(読み)ていど

精選版 日本国語大辞典 「程度」の意味・読み・例文・類語

てい‐ど【程度】

〘名〙 物事のほどあい。他の同種の物とくらべた時の、その物の性質やねうちなどの度合。また、適当と考えられる度合。「程度をわきまえる」
舎密開宗(1837‐47)内「凡金属の諸酸に溶解するは各自酸化の程度有り」
侏儒言葉(1923‐27)〈芥川龍之介〉つれづれ草「中学程度の教科書に便利であることは認めるにもしろ」 〔韓愈‐答崔立之書〕

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デジタル大辞泉 「程度」の意味・読み・例文・類語

てい‐ど【程度】

物事の性質や価値を相対的にみたときの、その物事の置かれる位置。他の物事と比べた際の、高低強弱大小・多少・優劣などの度合い。ほどあい。「文化程度が高い」「傷の程度は大したことない」「程度の差はあれ、誰もが損をした」
許容される限度。適当と考えられる度合い。ほどあい。「大きいにも程度がある」「いたずらといっても程度を超えている」
他の語の下に付き、それにちょうど見合った度合い、それくらいの度合いの、の意を表す。「高校程度学力」「二時間程度の遅れ」「申しわけ程度金額
[類語](1度合い程合い頃合い尺度/(3ざっとおよそかれこれほぼくらいばかりほどかた内外見当プラスマイナス

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普及版 字通 「程度」の読み・字形・画数・意味

【程度】ていど

ほどあい。水準。唐・韓〔崔立之に答ふる書〕乃ち復(ま)た自ら疑うて以爲(おも)へらく、試みると之れを得たると、其の度を同じうせずと。之れをるを得るにんで、余も亦た甚だしくは愧(は)づる無し。

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