引籠(読み)ひきこもる

精選版 日本国語大辞典 「引籠」の意味・読み・例文・類語

ひき‐こも・る【引籠】

〘自ラ五(四)〙 退いて内にこもる。とじこもる。
※金刀比羅本保元(1220頃か)上「御出家ののちは、比叡山の麓小野といふところに引籠(ヒキコモリ)給ひしかば」

ひっ‐こも・る【引籠】

〘自ラ五(四)〙 「ひきこもる(引籠)」の変化した語。
※熱田本平家(13C前)八「肥後国打越て、己が城に引籠(ひッこもリ)

ひき‐こもり【引籠】

〘名〙 人間関係構築に失敗するなどして、長期間にわたって家庭内に引きこもり、社会的な活動に参加できないでいる状態をいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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