弱磁性(読み)ジャクジセイ

デジタル大辞泉 「弱磁性」の意味・読み・例文・類語

じゃく‐じせい【弱磁性】

常磁性および反磁性のこと。磁界内に置くと磁界と同方向または反対方向に磁化されるが、磁界を除くと磁気が消える性質強磁性に対していう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の弱磁性の言及

【磁性】より

…強磁性のような著しい効果は示さないが,磁石が及ぼす力(磁場)の方向に対して逆の方向に弱い磁化を生ずる性質を反磁性,磁場の方向に平行な磁化を生ずる性質を常磁性といい,そのような磁性をもつ物質をそれぞれ反磁性体,常磁性体と呼ぶ。強磁性に対し,反磁性,常磁性を弱い磁性,または弱磁性feeble magnetismということがある。また超伝導体は完全反磁性と呼ばれる特異な磁性を示す(超伝導)。…

※「弱磁性」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android