彌初花(読み)いやはつはな

精選版 日本国語大辞典 「彌初花」の意味・読み・例文・類語

いや‐はつはな【彌初花】

  1. 〘 名詞 〙 最も早く咲き出る花。いよいよ新鮮で心ひかれるさまのたとえにもいう。
    1. [初出の実例]「ひさかたの雨は降りしくなでしこが伊夜波都波奈(イヤハツハナ)に恋しき我がせ」(出典万葉集(8C後)二〇・四四四三)
    2. 「まてどこぬ君をやねたく山ぶきのいやはつ花のみまほしみせん」(出典:古今和歌六帖(976‐987頃)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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