彌初花(読み)いやはつはな

精選版 日本国語大辞典 「彌初花」の意味・読み・例文・類語

いや‐はつはな【彌初花】

〘名〙 最も早く咲き出る花。いよいよ新鮮で心ひかれるさまのたとえにもいう。
万葉(8C後)二〇・四四四三「ひさかたの雨は降りしくなでしこが伊夜波都波奈(イヤハツハナ)に恋しき我がせ」
古今六帖(976‐987頃)五「まてどこぬ君をやねたく山ぶきのいやはつ花のみまほしみせん」

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