待侘(読み)まちわびしい

精選版 日本国語大辞典 「待侘」の意味・読み・例文・類語

まち‐わびし・い【待侘】

〘形口〙 まちわびし 〘形シク〙 待ちどおしい。
人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)二「花の方は鈍(もどかは)しげに、夫(そ)は待侘(マチワ)びしくありつるものを」
まちわびし‐さ
〘名〙

まち‐わ・びる【待侘】

〘他バ上一〙 まちわ・ぶ 〘他バ上二〙 来るのが遅いので気をもみながら待って心が疲れる。まちくたびれる。
古今(905‐914)物名・四二三「くべきほど時すぎぬれやまちわびてなくなる声の人をとよむる〈藤原敏行〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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