改訂新版 世界大百科事典 「徐賁」の意味・わかりやすい解説 徐賁 (じょほん)Xú Bēn生没年:1335-93 中国,元末・明初の文人画家。字は幼文,号は北郭生。原籍は四川省。常州(江蘇省武進)より呉(江蘇省蘇州)に徙居した。1374年(洪武7)すすめられて上京し,76年給事中となり,のち河南左布政使に至ったが,行軍兵士の接待について訴えられ,獄中に病死した。元末四大家の画風を継承して山水画を得意としたほか,詩人としても著名で,高啓(青丘),楊基,張羽とともに〈呉中の四傑〉と称せられた。著に《北郭集》10巻がある。執筆者:嶋田 英誠 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by