徒になす(読み)いたずらになす

精選版 日本国語大辞典 「徒になす」の意味・読み・例文・類語

いたずら【徒】 に なす

① 役に立たないようにする。むだにしてしまう。みのりのないままに終わらせる。
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「これをいたづらになさぬにおぼしとりて」
② (多く「身をいたずらになす」の形で用いる) 死なせる。または、生きていても仕方がないような状態に陥らせる。破滅させる。
※竹取(9C末‐10C初)「多くの人の身をいたづらになして」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android